忍足侑士と幽霊との日々

        
二時間目の授業が終われば中休みだ。
忍足侑士は世界史の授業を受けながら図書館で何の本を借りようか思案していた。氷帝学園の図書館は、
広々とした建物に様々な種類の本が入っている。忍足の好みは恋愛小説で、新しい恋愛小説が読みたかった。

『授業、聞いてます?』

穏やかな青年の声が忍足の耳にだけ届いた。思案を止めた声に、忍足は反応を返す。

(宗教改革の授業をしとる、ぐらいなら分かる)

黒板に書かれている内容を忍足は読んだ。メガネをかけている忍足だがこれはだて眼鏡であり視力自体は良い。
声には出さずに心中で返す。前に呟きながら返していたのだが、不審者に勘違いされるので心中で呟くように意識し始めた。
忍足は黒板の内容を書き写し始めた。

「忍足、宗教改革とはどういったものか口頭でまとめろ」

書き写していると世界史の教師に指名された。世界史の教師は三十代ほどの女性で、授業で説明してから、
生徒にまとめをさせる。復習兼理解しているかのチェックだ。
どういったものかと忍足は言われて、ノートを見ようとするがノートには説明できるような内容が書いてない。
黒板にはあるのだが、黒板を見て答えたと言うことはノートの内容が薄く、つまりは授業を聴いていなかったと
言うことに繋がってしまう。

『聞いて纏めていればこういうことにはならなかったのに』

(速攻で宗教改革について教えろや、中休みにお前の読みたい本を借りてやるわ)

『二冊で手を打ちましょう。いきますよ。宗教改革、マルティン・ルターから始まった宗教改革運動を基点に設立した……』

席から立ち、声が言った通りに忍足は説明していく。声は標準語を話すので忍足はこれを関西弁にして、
自分らしく言わなければならない。説明が終わると座っても良いと世界史の教師に言われ、忍足は座るとノートを
書き始めた。急いでだ。急いでノートを書ききると、授業が終わる。
中休みに入った。忍足は世界史の教科書とノートを机の中に入れて次の授業である音楽が行われる音楽室に
行くよりも前に図書館へと行く。中休みは長めではあるが、音楽室は遠いので急いだ。

「恋愛小説二冊と……」

『Brave New WorldとFahrenheit 451を』

「どんな本かはまず調べるからな。レームレ」

忍足侑士には幽霊が憑いている。
この言い方は正確ではないのだが忍足としては分かりやすいのでこう認識している。魂の半分を忍足は幽霊と共有している。
忍足を介して彼はこの世界を眺めている。そうなってしまったのは忍足が以前に死にかけたことがあるからだ。
信号無視していた車に轢かれ交通事故にあい、瀕死になった忍足は幽霊が居る場所へ行き、
彼とのやりとりで助かる代わりに条件を呑んだ。
”暇なので僕が死んだ後の世界を知りたいんです”と笑顔で言った彼は、忍足越しに世界を見聞きしながら、
たまに忍足を助けてくれる。
条件付きではあるが。

『ただ借りてくればいいでしょう』

「『1984年』のことは俺は忘れんで」

小さく言う。
『1984年』とは幽霊が読みたがった本だ。作者はジョージ・オーウェルが執筆した本だ。
洋書で読みたいと言ってきた幽霊に忍足は本を図書室で探して借りずに、内容だけを見て、
視覚を共有している幽霊に読ませようとしたのだが、忍足が所属しているテニス部の正レギュラーと会い、
部長である跡部景吾が『1984年』を知っているため、そんな本を読むのかと問われた。
文明が一度崩壊した世界、舞台であるオセアニアではあらゆることが管理されていて、主人公はそんな世界で自分の記憶を
ノートに記載し始めるという話だ。それを洋書で読もうとしている忍足は何をしようとしているのかと興味を持たれたので、
苦労して言い訳を考えた。『1984年』は後で翻訳版を借りて幽霊と共に読んだ。
考えさせられる内容で重々しすぎたので忍足としては、恋愛小説の方が好みだった。
図書館へ行くと女性司書が居た。軽く挨拶をしてから、新刊の棚をまずは眺めて恋愛小説の前後編があったので手に取る。
ハードカバーの本だ。図書室は広々としていて、各ジャンルごとに、アイウエオ順で並んでいる。

『恋愛小説が好きな割に貴方は恋愛しませんよね』

「お前に当てはめたら、ディストピア系の小説好きな割にディストピア作ろうとはせんよなって解釈に」

『ディストピアを僕はディストピアと認識してユートピアとは出来ませんので』

好きとは言うがこの幽霊は何でも読む。忍足は外国文学の棚へと向かう。邦訳から原書までが揃っていた。
小声で忍足は幽霊と話す。授業中は心中で話すようにしているが周囲に誰も居ないときは声に出す。

「ブレイブニューワールドはタイトルだけ聞いたら素晴らしい新世界とか、明るい系やけど。……作者は」

『オルダス・ハックスレイ……ハックリーとか読み方は何種類かありますね』

情報を聞きながら忍足は携帯電話を取りだした。折りたたみ式の黒い携帯電話をウェブに繋いで、
カタカナでブレイブニューワールドと入れてから、オルダスだけを入れる。
検索した。
出てきた内容を忍足は読んでから、周囲に聞かれないように呟いた。

「お前、どんだけディストピア系好きやねん」

『気分で読みたくなっただけですよ。他の本も読みますから』

「適当に選ぶで」

忍足は本棚に手を伸ばして二冊、引っこ抜いた。図書館のカウンターに行くと本を借りる。『素晴らしい新世界』もそうだが、
『Fahrenheit 451』こと『華氏451』 もディストピア系の小説だ。ペーパーブックが一冊とハードカバーが一冊、
洋書である。司書はスムーズに本を貸してくれた。四冊の本を抱える。
音楽の担当は榊太郎だ。忍足が所属している男子テニス部の顧問である。彼の授業中に本を読んだりはしない。
中休みが終わる前に音楽室に入り、席に着く。忍足は背が高いので後ろの席を取ってしまう。
チャイムが鳴り、授業が始まり、榊が音楽室に入ってきた。忍足は教科書類を机の上に出し借りてきた本は机の中に
入れていた。

「今日はベートーベンの曲を聴く。忍足、ベートーベンが作曲した曲を五つ答えてみろ」

(……俺になんで当たるねん……)

『答え、いけます?』

(魔笛……)

『Die Zauberfloteはモーツアルトですが』

心中での会話はハイスピードだ。モーツアルトとベートーベンが忍足には感じる。五曲答えろにしても忍足は
クラシックにそこまで詳しくはない。幽霊の方はドイツ語に言い換えられるだけ詳しいのだろう。

(――帰りに本一冊)

『パセティーク、愛する人が去ろうとした時、またはリューディアの不実への感情、エリーゼのために、葬送行進曲、
ワルトシュイタイン』

すぐに聞こえてきた曲タイトルを忍足は言っていく。

「歌曲も混ぜるとは、勉強をしているようだな」

「予習はしてきたんで」

榊が感心しているが、やったことはカンニングではある。
忍足のルールとしては幽霊のカンニングは授業では使うがテストでは使わない。

「では、パセティークの日本語訳は」

『悲愴』

日本語訳と言われ……忍足の耳元だけにすぐさま声が届いた。

「悲愴です」

「うむ」

すぐに幽霊が答えたのを受け取り、忍足は返した。

(最初から悲愴って教えてくれや)

その呟きの返答を幽霊は言わなかった。



悲愴は全部で二十分ほどある曲だ。榊としてはレコードを流したかったらしいのだが、貴重だからとCDの悲愴を
忍足は聞いた。音楽の授業は合唱もあるのだが、今日はしなくてすんだ。
三時間目を終えて四時間目を乗り越え、昼休みに入る。食事を取るよりも前に忍足は屋上の給水塔へ行く。
給水塔への側に座ると、忍足は借りてきた本を広げた。

『食事は』

「お前に先に見せてから食うわ」

『律儀ですね』

幽霊に貸しばかり作っていると忍足の気分が悪くなる。貸しが重くなっていく気がしたのだ。
英語が並んでいるページを忍足はゆっくりと捲っていく。英文は一文ぐらいで、中学レベルならば忍足も解読が出来るが、
それ以上になればイギリスに幼い頃から住んでいた忍足が所属している氷帝学園中等部テニス部部長跡部景吾ぐらいではないと
無理だ。

「日本語も英語も出来るんやろう」

『言語ならば大体読み書きできます。話せもしますね』

第一章らしいところに到達したとき、屋上へとやってくる気配がした。

「侑士、今日、泊めてくれよ」

「昼寝しに来た」

「岳人にジローか。……泊めてくれって」

忍足は本を閉じる。見下ろせば、同じテニス部で同級生の向日岳人と芥川慈郎が居た。芥川慈郎の手には『ウルトラジャンプ』が
握られていた。一月に一度発売するジャンプで青年向けの内容だ。バトルものやSFものが多く載っている。
給水塔に居ると向日やジローが給水塔にやってきた。

「オヤジと朝から喧嘩したんだ。荷物は持ってきてるからよ」

一週間に一度の割合だろうか、向日は忍足の家に良く泊まりに来る。家出という名目であるが、忍足としてはちょっと迷惑だ。
忍足家では向日を温かく迎えてくれてはいるが、家でのペースは比較的多い。

『下手なところで家出してろくでもない事件に巻き込まれるとかよりマシと考えるべきでは』

(人事みたいに……人事やな。お前にとっては)

『今月号のウルトラジャンプですか。ジョジョリオンを読みたいんですよね』

「ジロー、それ、ウルトラジャンプか。ジョジョリオン、読ませてや。スタンドも個性的なの出とるよな」

ジョジョリオンはジョジョの奇妙な冒険と言う日本を代表する漫画の一つの最新作だ。
忍足はジローに言うとジローが手渡してくる。幽霊はジョジョの奇妙な冒険が好きらしい。ジョジョリオンだけ先に読み出す。

「スタンドだったらオレは【スタープラチナ】が好き」

「格好いいよな。【スタープラチナ】」

ジョジョの奇妙な冒険は章ごとに別れていて、巻数が非常にあるが忍足は全巻読んだ。大阪の方の忍足家に全巻揃っているのだ。
スタープラチナは第三章の主人公のスタンドであり、相手のスタンドをオラオラオラと殴っていくのは印象が深い。

「【ゴールド・エクスペリエンス】とか、【クレイジー・ダイヤモンド】とかも好きだよ」

『どれも主人公のスタンドですね。僕は【ドラゴンズ・ドリーム】とか、【ミスター・プレシデント】とか好きです』

(【ドラゴンズ・ドリーム】は第六部やな。【ミスター・プレシデント】……亀やったか)

ジョジョは章に別れていて主人公は何人もいる。ゴールド・エクスペリエンスもクレイジー・ダイヤモンドも殴る力が強い。
固有能力もそれぞれに存在している。幽霊が言うドラゴンズ・ドリームは吉凶の方角を指し示せるスタンドだ。
これだけでは攻撃力がないのだが、相手にとっての大凶の方角から攻撃してダメージを与えたり自分に優位な方向から
相手の攻撃を受けて軽減したりも可能だ。
ミスター・プレシデントは五部に出てくる亀のスタンドで、部屋のスタンドである。
忍足は幽霊とジローの声を聞きつつジョジョリオンを読み終えて別の漫画を適当に読み出した。

「【スタープラチナ】はマジ格好Eー、【ゴールド・エクスペリエンス】はレクイエムが凄いし」

「終わりがない終わりとかよ。最初は意味が分からなかったけど、喰らったら勝てないよな」

『酷い能力です』

【ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム】というのは相手を殴るとその相手は死ぬことすら出来なくなり、
延々と死ぬ過程を繰り返すというものだ。

「勝てるスタンド無さそうやしな」

『やるなら暗殺しかないでしょうが難しいですね』

幽霊と共にいるようになってから数ヶ月が過ぎているが、幽霊の感情はたまに読めない。酷い能力、と言っていたが、
本当に酷いと思っているかは声音からは感じ取れなかったし、暗殺も本気で考えていそうだった。
ゴールド・エクスペリエンスを持つジョルノ・ジョヴァーナが漫画のキャラクターなのが幸いだ。

「俺、お前の感情が読めんわ」

「誰の感情が読めないんだよ?」

「……樺地のことやな。唐突に想ったんや」

口に出してしまった言葉を向日に聞かれたので忍足は取り繕う。

「樺地、やさしーよ」

「ジローは樺地に運ばれたりするしな」

ウルトラジャンプを読むことを忍足は止める。読み終わったからだ。会話がジョジョから樺地に移行したので、
忍足は樺地の話題をする。途中で昼食を食べていないことに気がついたのは昼休みが十五分で終わろうとしていたときであり、
ジローと向日と別れてから忍足は食堂で急いで食事を取り、授業に間に合わせた。



白い空間に忍足は立っていた。
足下も白ければ、天井も白いが、自分が立っているところが地面で上が空だとかしておかなければ、
感覚がおかしくなるぐらいにあやふやな場所である。
忍足は歩く。歩き続けると、白い木製ベンチに座っている青年が居た。

「――授業中に寝るのは感心しませんよ」

「国語で古文やで。眠るな言うのがおかしいわ。レームレ」

青年は癖のある黒髪をショートカットにしていて、紫色の瞳をしていた。身長は忍足よりも低い。
前にそのことを言ったら君が大きいんです、と返された。
ここは幽霊のいる空間で、天国でもなければ地獄でもなくあの世でもなければこの世でもないと言う境界線上の場所だ。
この場所に忍足が来られるのもたまたまであり、始めて来た時は幽霊が、天文学的確率で来ましたね、と笑っていた。
幽霊がいる場所には座るためのベンチと黒い背表紙の本があるだけだ。

「ジョジョリオンは良いですね。四部を受け継ぎながらもミステリー要素が強くなっている。
【カリフォルニア・キング・ベッド】は面白いスタンドです」

「直接攻撃系のスタンドの方が好みなんやけどな。【ハイエロファント・グリーン】でもええけど」

幽霊は笑いながら話している。スタンドは超能力の可視化だ。
【カルフォルニア・キング・ベッド】は宿主のルールを破ってしまった相手の記憶をチェス駒にして抜き取り、
保存できるスタンドであり、【ハイエロファント・グリーン】は遠距離攻撃型のスタンドだ。

「ところで、用事ですか。ユーシ」

「暇やったから来たんや。お前も四六時中暇そうにしとるんやけど」

「仕事はあるんですが少なくて」

前に仕事について聞いたら邪魔者を追い払う仕事であるという。邪魔者には忍足は入っていなかった。
人の良さそうな幽霊ではあるが、忍足は彼が乾いているところがあると察している。忍足は中学校は氷帝学園で落ち着いているが、
それまでは六回の転校を繰り返していた。新天地に行き上手くやるために場の雰囲気を読むという手段を身につけた。

「ここで今まで読んだものを思い出しつつ思案にふけるのも飽きていて、君が来てくれて良かったです。君の日常を
見ているのも面白いですし」

それは本音らしい。声音が楽しそうだ。

「大したことないで。平べったいし」

忍足の日常は学校に通って部活をやって帰って、を殆ど繰り返しているだけだ。

「僕にとっては非日常ですからね。君の日常なんて」

(コイツ、生きている頃はどんな人生を歩んできたんや……)

聞きたくても聞けないことがある。幽霊の生前のことだ。彼はレームレと名乗っているが、それはヨーロッパ系の言語で、
幽霊や亡霊を意味する言葉なのを忍足はふとしたことで知った。教会の神父をしているような幽霊だったが、
彼は神なんて信じていないようなそぶりをすることもあり、謎だ。
傍らに置いてあるのは聖書であるが、ごくたまにしか読んでいない。

「どんな人生をと言うと、”恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、
見当つかないのです。”……とでも」

「……夏目漱石か」

「太宰治ですよ。人間失格からです」

忍足の表情を読んだのか幽霊が茶化すように言う。忍足が間違えると幽霊がすぐに訂正を入れてくる。

「どっちも名前はたまに聞くな」

「有名ですからね。夏目漱石は古い千円札の顔でしたよ。ところで、迎えです」

「迎……」

「起きても助けませんから」

幽霊は側にある聖書を手にとって読み出した。忍足の意識が浮上する。
浮上した意識で見上げると、そこにいたのは跡部景吾であった。

「寝てやがって、馬鹿が。教師は放置して課題だけ残して行ったぞ」

「跡部、お前……」

「……寝ぼけてやがるな。今日の部活、最初はミーティングだ」

授業は終わっていたようだ。幽霊との会話は短かったのに時間が飛ばされたような感覚は【キング・クリムゾン】のようだと
スタンドで例えてみる。跡部と忍足が揃っていることでクラスメイトの女子の視線が集まっていた。
古文の課題だけが重々しく残されている。伊達眼鏡はかけっぱなしだった。

「ミーティング、遅れんように出てくるわ」

「お前、洋書も読むようになったんだな。ジャンルがバラバラだが」

「適当によんどるんや。跡部はオススメあるか」

「シェイクスピアが良い。リア王とかマクベスとかの悲劇もあるが、ヴェニスの商人とか冬物語とか良いぜ」

「ウス」

忍足が背後を向くと樺地崇弘が立っていた。気配に気がつかなかった。

「……樺地、すまん。気付かんかったで」

「お疲れ、ですか」

「授業は暇やったから寝……」

「寝てんじゃねえ」

跡部に言われた。人によっては叩かれていそうな言動である。伝えたぞ、と跡部と樺地が教室から出てから忍足は、
残された課題のプリントの束を手に取る。わら半紙に印刷されたプリントの行っていることは意味不明だ。
手書きで課題は次の日までにやってくることと最初のプリントに残されていた。
古文を解読しようとしたが、難しい。忍足としては夜に恋愛小説を読みたかったのでこのプリントは敵だ。

(シェイクスピアのマクベスとリア王、ヴェニスの商人と冬物語読むから手伝ってくれんか。幽霊)

心中で忍足は幽霊に頼み込む。ややあってから、

『オセロとハムレットも追加で、原文で読んでくれるなら、君を手伝います』

(ロミオとジュリエットは)

『いりませんよ。あの勘違い系恋愛』

幽霊は助けてくれるらしい。
彼は聞けば授業内容については的確に教えてくれるが、忍足の力にはならない。忍足と幽霊は持ちつ持たれつだ。
勉強を教えてくれる幽霊の存在を忍足はありがたがっている。話し相手にもなってくれる。
しかし、この幽霊のスペックを完全に引き出すには忍足にもかなり対価がいるわけで。

「……今のままでも十分やけど」

(ユーシ?)

「お前についてや」

魂の半分の共有というのは慣れてしまえば大したことはない。日常が変質してしまったが今はこれが忍足の日常だ。
幽霊が問題文を読み始め、教え出す。この幽霊について知りたいなと考えながらも、まずは忍足は
プリントを終わらせることにした。


【Fin】

幽霊についてはオリキャラwikiとかみていけば正体分かるのではないかとと言うか真面目に出したのがここというかどうして、
こうなった話もありますが、色々混じり合ってます。そらいろわるつ

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